このボトル、変わった形をしていますがワインのボトルです。パッと見ではブランデーのような見た目ですよね。
これはドイツのフランケン地方で作られているボックステイルという形のワインボトルになります。今回はこのボトル、そしてボトルを使ったワインについて紹介していきたいと思います。
ドイツ(フランケン)のボックステイル型のワインを飲んでみた!
ドイツ フランケンのボックステイル型のワインって?
まず、フランケン地方とは、ドイツ中南部から南ドイツの北部に位置します。普通ワインのボトルと言えば、長細いものがほとんどですよね。
このボトルは18世紀にフランケン地方のヴュルツブルクを代表する醸造所「ビュルガーシュピタール」が発祥とされています。なんでも、当時は粗悪なワインが横行しており、それらと区別するためにこのような形のボトルを使ったそうです。
なんでもこのボックステイルは「雄山羊のふぐり(睾丸)」という意味を持っているそうで、まぁ言われてみれば形は似てますね(笑)。まぁ、諸説あるようですが。
ボックスボイテルに入れる事が出来るワインと生産地区はドイツのワイン法で定められています。1989年からは、EU規定のためフランケン地方しかボトルが許可されていませんが、一部地方のワイン(イタリア、ポルトガル、ギリシャの一部ワイン等)では認められたりしているようです。
フランケンのワインの特徴って?
土壌としては、ミネラルが豊富で貝殻石灰岩の肥沃な土壌となっています。品種としては、白が約8割、黒が約2割と白がメインとなっており、白では、ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナー主力品種となっています。また、ドイツの中では辛口の比率が高い地域でとなっています。
購入してみた!
実は私飲んだことがなかったので購入してみました!近くのワインショップではなかなか入手できないのでAmazonでの購入です。
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購入したのは・・・
味わい:中辛口
ヴィンテージ(生産年):2016
品種:バフース100%
バフースってあまり聞かないですよね。調べてみると、ドイツ、特にフランケン地方では主要なワインだそうで、ボックステイルの主力品種みたいです。シルヴァーナーとリースリングの交配によって生まれた品種と、ミュラー・トゥルガウの交配によって生まれたことが研究の結果でわかっているそうです。
ちなみに価格は1,800円ほどなので、お求めやすい価格となっています。
飲んでみる!
さぁ、飲んでみましょう!
・・・・スッキリアロマ!
リースリングの交配品種ということで、リースリングの特徴(ミネラル感、酸味感)を強くを感じますね。プラスして、後味ではしっかりアロマを感じられるようなワインで、ここら辺はシルヴァーナーと特徴が出てる感じでしょうか。基本的にリースリングが好きな人であれば気に入るんじゃないかと思います!
まとめ
いかがでしたか?全体的にめちゃくちゃ高いワインではないので、気軽に購入できるワインかと思います。形も特徴的なのでプレゼントとかにもいいかもしれませんね!
GWフランケン グラウブルルグンダー カビネット トロッケン 白 750ml