色々な分野に色々な資格があるように、ワインの世界にも資格が存在します。皆様も「ソムリエ」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、ソムリエも資格を取得しなければ正式に名乗ることはできません。
また、ワインの資格はソムリエのような「職業」としての性格が強いものだけでなく、趣味の範疇で取得できる資格もあります。
本日は、そんなワインの資格についてご紹介!
目次
ワインの資格のあれこれ
試験の種類
まず、ワインの資格は一般社団法人日本ソムリエ協会が認定しています。
2017年1月現在のカテゴリーについては以下のとおりです。
- ワインエキスパート
- ソムリエ
- シニアワインエキスパート
- シニアソムリエ
ワインエキスパート
ワインエキスパートとは20歳以上であれば誰でも受験が可能な試験で、ワイン愛好家が対象者となります。川島なお美さんなど有名人の中にも取得している方がたくさんいます。
ソムリエ
ワイン愛好家の憧れ、ソムリエは「職業」としての性格が強く、受験資格もワインを中心とする飲料サービスの経験が必要となります。
シニアワインアドバイザー・ソムリエ
ワインアドバイザーとソムリエのさらに上位の資格です。さらなる経験と知識が必要です。
試験資格
ワインエキスパート
- ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識、テイスティング能力を有する方
- 職種、経験は不問
- ソムリエ職種に就かれていて、受験に必要な経験年数に満たない方
ソムリエ
以下の職務を通算3 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
- アルコール飲料を提供する飲食サービス
- ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
- アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
シニアワインエキスパート
- ワインエキスパート資格認定後5 年目を迎える方
- 年齢30 歳以上の方
シニアソムリエ
- ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎える方
- 以下の職務を通算10 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
・アルコール飲料を提供する飲食サービス
・ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
・アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
試験内容
一次試験
全てのカテゴリー共に筆記試験です。
100問程度の4択の選択式で、大学受験のセンター試験のような形式です。ワインエキスパートですら、お酒一般の知識から海外の地名等々、幅広い知識が要求されます。
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二次試験
こちらも全てのカテゴリー共通で、テイスティング試験になります。
ワイン等(ワイン以外も含む)をテイスティングして、産地、品種などを当てます。またコメントも付け加えないといけません。
ワインエキスパートは二時試験で終了です。
三次試験
シニアワインキスパートは小論文です。
ソムリエ、シニアソムリエは実技があります。といっても、コルクを抜いてでデキャンタージュするだけなので、そこまで難しいものではありません。
免除制度
同一のカテゴリーに限りですが、二次試験で不合格になった方は3年間に限り次年度も2次試験から受験できます。三次試験で不合格になった場合も同様です。
試験日程
1年に1回のみ実施されます。2016年の日程は以下のとおりです。
- 一次試験:8月21日(日)
- 二次試験:9月26日(月)
- 三次試験:11月7日(月)
難易度
どの試験もかなり難しいのは確かです。特にワインエキスパートの場合、仕事としてワインに接しているわけではなく、普通にワインを飲んでいるだけでは身つかない知識を求められるので、3ヶ月?1年間毎日勉強しないと難しいと言われています。合格率も2?3割ほどです。ソムリエの場合、職としても絡んでいるので合格率は4割ほどですが、問題自体は同じなので難しいことに変わりはないです。
まとめ
ワインが好きになればなるほど、ワインエキスパートの称号が欲しくなる方が多いんです。実を言うと私、ワインエキスパート試験に一度落ちています(笑)。ワインも好きですし、そこそこの知識もあると思っていたんですが痛い目にあいました。。。ただ、この資格は難しいぶん取得している人たちは尊敬の眼差しを集めることができます!私もいつの日かワインエキスパートの称号を取得したいと思っています!
興味ある方は私とチャレンジしてみませんか?
(参考)