皆さま、ニュースでご覧になった方々もいらっしゃると思いますが、とうとう日本でもワイナリーに格付けがなされました!格付けを行ったのは日本ワイナリーアワード評議会。中でも最高ランクの5つ星には10のワイナリーが選ばれたんだとか。今回は、その顔ぶれを紹介してきます!
目次
日本ワイナリーアワード2018!
日本ワイナリーアワードとは?
国産のぶどうを使った日本ワインを造る201のワイナリーを対象に専門家が格付けをする日本初のアワードとなります。今回が初の開催で、日本のワインの魅力を発信するために開催されました!
近年では、EU等と経済協定が結ばれる等、安価で良質な海外産ワインの輸入増加が心配されていますが、それに負けない日本ワインをPRするいい企画ですね!
レギュレーション
設立後5年以上のワイナリーを対象に、ワインの品質だけでなく、醸造技術や畑の状態などを審査。4段階評価で、その評価は毎年更新するそうです!
5つ星ワイナリーの紹介!
国内201ワイナリーから5つ星に選ばれたのはたった10のワイナリー!ちなみに4つ星に13ワイナリー、3つ星に47ワイナリー、3つ星に次ぐ「コニサーズワイナリー」に25ワイナリーが選ばれています。
ドメーヌ・タカヒコ(北海道)
ドメーヌ・タカヒコは、同じく5つ星に選ばれている長野県の小布施ワイナリーの2男である曽我貴彦氏が2010年に設立した家族だけで経営する醸造所を持つ農園。このワイナリーと言えば、ビオで管理されたピノ・ノワール。日本で有数の本格ピノが味わえるワイナリーです!
酒井ワイナリー(山形県)
明治創業の老舗ワイナリーで、現在は五代目となる酒井一平氏が代表となっています。無ろ過・無清澄・無殺菌の昔ながらの造りを大事にしているワイナリーで、畑の中で羊を飼育しているユニークな一面もあります。
タケダワイナリー(山形県)
1920年開園のワイナリーで、「良いワインは良い葡萄から」をモットーに土づくりからこだわりを持っているワイナリーです。自然のサイクルを最大限に活かして、植生を確保する自然農法を実践しています。
サントリー登美の丘ワイナリー(山梨県)
巨大飲料メーカー、サントリーのワイナリーです。山梨というぶどう栽培に適した恵まれた気候・風土のもと、広大な自家ぶどう畑を活かし、土づくりから栽培・醸造・瓶詰めまでを一貫しておこなう巨大ワイナリーです。
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シャトー・メルシャン(山梨県)
こちらも大手飲料グループのキリングループのワイン部門です。「良いワインとはその土地の気候・風土・生産者によって育まれるブドウの個性を、素直に表現したものである」という信念のもと日本のワインでしか表現できない個性を追求しているワイナリーです。
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ダイヤモンド酒造(山梨県)
昭和14年に近くの農家が集まって、自家飲み用のワインを醸造して始まったのがこのワイナリー。勝沼のぶどうにこだわり、味と香りの重厚な地酒的ワインを造っており、本格的ワインビネガーも製造しているワイナリーです。
中央葡萄酒(山梨県)
以前、このブログでも紹介したワイナリーですね。詳しくは過去記事をご覧ください!
丸藤葡萄酒(山梨県)
明治23年創業の老舗のワイナリー。現在の代表の四代目は甲州種の辛口ワインにこだわり、ぶどう栽培から醸造まで試行錯誤を繰り返しながら精力的にワイン造りを行っています。欧州系品種の垣根式栽培も行っているチャレンジングなワイナリーです。
小布施ワイナリー(長野県)
100%自社農場のぶどうにこだわったワイナリーで、経営規模もそこまで大きくないためワインの流通量が限られています。インターネットで販売していない限定流通方式を採用していたり、マスコミの取材を断っていたりと変わった面も(笑)
Kidoワイナリー(長野県)
2004年秋にオープンした家族3人でやっている小さなワイナリー。代表の城戸氏はもともと塩尻のワイン会社に8年間勤めていましたが、夢である自分の味のワインを造るため独立。高品質なメルローやシャルドネ、ピノ・ノワールなどを自社畑で造るため、除草剤を使用せず、手間暇のかかる草生栽培を取り組んでいるワイナリーです。
まとめ
いかがでしたか?老舗から大手、若い醸造家まで色々なワイナリーが5つ星を獲得していますね。それぞれがこだわりを持ってワイン造りに挑まれているのは共通だったと思います!日本のワイナリーには是非とも頑張ってほしいですね!